私子 :中肉中背ひたすら美人ではない
彼男 :高身長、一般人としてはイケメン
可愛子:その辺のアイドルより可愛くて綺麗
友子 :可愛子の友人で美人系
化粧子:私子の友人で顔面詐欺師
ある日、電車の中で目の覚めるような美少女を見かけた。
女の私でも一目ぼれしそうなほど可愛かった。
当然他の男性の目も彼女に釘付け。
私の彼氏だった彼男も彼女から目が離せない。
もうあそこまで可愛かったら、
嫉妬とか妬みなんて出したくても絞りだせない。
目の保養とか眼福とか、
いいもの見せてくれてありがとうってくらい。
帰り道、綺麗だったね~と
いいながら彼男と一緒に帰った。
だがその日から彼男が豹変!!!
私子の容姿を責める責める。
なんでロングヘアじゃないんだ。
なんで髪がこんなに太いんだ。
もっと細くてサラサラじゃないなんて
おかしいじゃないか。
なんで色がこんなに黒いんだ。
なんでお前はタレ目ぎみなんだ。
なんで奥二重なんだ、二重に見えないじゃないか。
自分が美人ではないと知ってはいたが、
ここまでどうしようもないことで
責められるいわれはない。
テレビで女優さんやモデルさんを見るたびに
私子を見て較べて責める。
腹を立てた私子は
「なんでそんなこと言うの?
そんなに言われたら私だって傷つくよ!」
そして彼男が言い放った言葉に
私子は耳を疑った・・・
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