交通事故の怖さと加害者・被害者の辛い人生
私は交通事故で家内を亡くしました。
お腹に第二子を宿した妻。
妻が乗ったタクシーは、病院に向かう途中
居眠り運転のトラックと激突。
即死だったそうです。
出産予定日を約3週間後に控え
マタフォトを一緒に撮った
2日後の出来事でした。
「リリリリリ」
ある日突然、見慣れない番号から着信音が。
警察だった。
警察から連絡が来たときは
最初はひどい冗談だと思いました。
その日もいつもと変わらず、
笑顔で送ってくれたのに。
冷たくなった彼女と対面しても
現実の事態として理解するには
時間がかかりました。
むしろ夢であってほしかった。
帰宅して呆然としているところ、
トラックを運転していた男性の父親と
男性の婚約者から訪問を受けました。
父親は土下座しながら
「自分と家内が死んでお詫びをします。
どうか、息子が生きていく事だけは
許してください。」と。
そういう風に言われても、
こっちは妻と生まれてくる子供を失っている。
居眠り運転という、巻き添えによって・・・
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